週末レートチェックツール


FXは24時間取引できる?

FXは、「24時間取引できる」と言っても、土日、クリスマスは休みで取引が停止しています。 正確には、土曜日の朝から月曜日の朝までが取引停止』となっており、FX業者によって若干異なります。 最も遅くまで取引できるのは、サクソバンク証券GMOクリック証券、 最も早くトレードできるのがサクソバンク証券ヒロセ通商です。
その他の証券会社も調べたのですが、価値がないのでやめました。その理由は以下で説明します。

早朝取引をできるメリットとデメリット

『選挙や政変、事件や事故などが起きた場合はレートが大きく動くことがあり、なるべく早く対応した方が良いため、複数のFX口座を持って資産を分散しておけば、いざという時に役立つ!』と思われがちですが、正直言うとこれは間違いだと思います。

早朝スプレッドを確認しましょう!

FXを少しでもやったことがあれば、月曜早朝、土曜日明け方のスプレッドが異様に開くことはご存知の通りですが、取引量の薄いタイミングの急騰、急落シーンでは特にスプレッドが開くので巻き込まれて朝起きたら強制ロスカットに巻き込まれることも十分ありえます。

具体的な事故事例

ヒロセ スプレッドで調べたらいろいろ出てきます。ある意味、ポジションを持っていたら刈り取られ、持っていないときはスプレッドが広すぎて入れないということになります。
https://www.alconne.com/archives/1489
ヒロセが悪徳業者か?という観点ですが単に取引時間が他の会社より長い
取引量が少ない時間帯(特に早朝とか)に取引自体を止めないという設計になっていると必然的にスプレッドが大きく開きがちである
という事になるのだと思います。
ヒロセの場合、スキャルピングを許可していることからも、長い取引時間を利用したスキャル用の業者という事ができると思います。
つまり、長期運用でポジションを取る目的ではリスクあり、短期(特にスキャルピング)に向いていると言えるのかもしれませんね

土日は中東レートを確認!

イスラム教徒が多いアラブ諸国の一部では、集合礼拝が行われる金曜日を休日とする国ががあります。そのような国の為替レートは動いていて、「中東レート」と呼ばれています。
普段は両替目的中心になることもあり、取引量は少なく値動きが小さいのが特徴ですが、大きなイベントや出来事があった時は大きく動いてきます
XE Money Transferでは土日でもレートが動いているので、週明けの戦略を決める際の参考にすることも可能です。
一番多く使うシーンは土日で大きな発表があった後の安心材料と言ったところになるかもしれません。

ウィークエンドダウ・サンデーダウ をチェック!

IG証券ではFX以外でもNYダウ、独30指標、英FTSE、香港株が土日でも取引可能です。
こちらは、サンデーダウ、ウィークエンドダウと呼ばれていて、FX同様に材料が出たときレートが動いてきます。


信憑性について
±100ドル以上動きた時は開始時も窓を開けてスタート、±数十ドル程度の場合は結局ほぼ変わらずでスタートになる気がします。
取引量が少ないわけですから、当然かもしれませんね。

2020年3月8日の日曜日は1000ドル近い下落でしたので大きなマイナスでスタートしたのが印象的でした。


寝る前にWeekend Wall Street がやたらに下がっていたのが気になって、XEとSAXOのレートを確認
窓の空き方が異様だったのですかさず証拠金を積み増ししました。
SAXOバンクFXのレートは以下で確認できます!
http://fx-saxo-rates.sblo.jp/

小幅な動きの時は、市場参加者が戻ってくる段階で窓は埋めきってしまいますが、3月9日は大きく窓を開けてのスタートになってしまいました。

その後の暴落は皆さまの記憶に新しいと思います。

そして3月14日も盛大に下落中


サンデーダウが大きく動いている場合、何らかの材料が出た可能性あり