2022/05/08

円安傾向分析

悪い円安の到来か

OverShootAlertの観点から現在の円安を考える

OverShootAlertとは

吉田 恒さんが㈱T&Cフィナンシャルリサーチの代表取締役時代に提唱していた分析手法で長期では5年のOSAが±30%になると修正反動が発生するという物でした 

吉田さんはその後、この団体を卒業していて、卒業時にライツをT&Cフィナンシャルリサーチに残してきていると思われます。
T&Cフィナンシャルリサーチさんは2012/12/01(平成24年12月1日)「株式会社T&Cフィナンシャルリサーチ」から「株式会社DZHフィナンシャルリサーチ」に社名を変更されています。
OverShootAlert自体のチャートは、
を見ればわかるはずなのですが、残念なことに株式会社DZHフィナンシャルリサーチさんがメンテナンスしてくれていない状態です。

仕方ないので、


中長期相場の行き過ぎを判断する目安として、5年移動平均線からの乖離率を見て下さい。チャートで示す期間を対象にデータが正規分布すると仮定してみましょう。そうすると、正規分布上は白いゾーンに9割のデータが、赤いゾーンに残り1割のデータが収まると仮定できます。赤いゾーンにデータが収まることは稀ですので、乖離率がこの赤いゾーンに入ると行き過ぎ相場になるでしょう。それぞれの項目で、乖離率の範囲に違いが生じるものの、固有の習性は確認できます。また、たとえばドル円を 1975年以降で見た場合、5年線からの乖離率が±30%前後に達すると大天井ないし大底となってきたことがわかります。単純にそれを中長期の上がり過ぎ、下がり過ぎの限界圏として参考にすることもできるわけです。このように、それぞれの項目の習性をチェックし参考にして下さい。
を参考にして、自分でOverShootAlertを自作してみました。
すると…
現在の5年間移動平均乖離率は、なんと!20%前後

そう考えるとまだまだ円の下落余力があるという事になると思われます。

ドル円をショートしてしまっている皆様は、余力を確認しつつ、しばらくはドル高が継続する事を頭の片隅に置きながらトレードいないとダメかもしれません


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