2016/12/19

リスク管理と危機管理 - 資金管理

FXの目的

FXをやる理由と言われたら、ほぼ100%の皆さんが『儲ける事!』と回答いただけると思います。

利益を得るというのが最終的な目標であり、そのためにFXを始めるのですが、
まず最初に知っておくべき事は「いくら儲けるか」のプランではなく、『リスク管理と危機管理』になります。FXの世界では『資金管理』をどうするかになります。

リスクマネージメントにおけるリスク管理と危機管理

リスク管理とは 『想定されるあらゆるリスクを回避、防ぐための手段を検討すること。』、危機管理とは『既に発生したリスクを最小限に抑える方法、早期回復の手段を検討すること。』と概念上は別の物なのですが、FXの世界ではこの2つの単語はほぼ同じ意味で使われています。

FXの世界でのリスク管理と危機管理

FXの世界ではリスク管理と危機管理は資金管理と同じ意味で使われています。
『レバレッジをどの程度とるのか、損が発生した時にどの程度の損失となるかを事前想定する事』、
『負けた時に取引を継続し、負けを取り返す事が出来るのか』が基本になります。

相場では、予想通りにならない事が頻繁にあります。そのため1回1回の取引では損失が発生する事もよくあります。しかし、損が発生したとしても失敗した事にはなりません。

リスクリワードがプラスになる事を前提にきちんとした資金管理ができていれば、最終的にプラスになるはずです。

始めの頃は勝率5割を目標とし、損をした時はできるだけ抑え、利益確定の場合はそれ以上に稼げば良いのです。

10回の取引で → 損の金額総額<利益総額 となれば、『勝ち』となります。

重要なのは勝率よりも、5回分の取引で確実に利益の方が大きい事です。

勝率5割を目指した場合、10回のうち半分は損になったとしても、トータルの収益がプラスだと良いわけです。逆に言えば、勝率を4割に落としたとしても、利益が大きければ良いわけで、その様な取引だと、毎回の取引のリスクがかなりコントロールされている事になりますね。


と気楽に書いていますが、これを守れたら誰もFXで損をしない訳ですから、このルールがいかに大切か、かつこのルールを守る事がいかに難しいかよく分かると思います。

重要なこと:

『どのくらいの量で取引し、どこで損切りするか』ですし、難しいのは『どこで利益確定するか』

具体的にはどうすれば良いのか?

そして一番大事なのは、勝てそうな時、つまり、秘伝チャートのシグナル発生時にポジションを取ることです。相場の動きが良く分からない時(持ち合いの時に)ポジションを取るのはリスクを高めるだけです。

秘伝のリスク管理・危機管理

秘伝チャートのシグナルが出た時だけポジションを取る
ポジションを持ったら必ず逆指値を入れる
1取引あたりの最大リスクをATRの2倍の変動時に総資産の2%の損失に抑える
秘伝チャートのターゲット付近で手仕舞う


具体的なポジション量に関して

破産確率(フェラーとバルサラ)・ケリー基準等を参考に決定していくのが良いようです。
ATRの2倍の変動時の損失額設定を総資産の2%として置いて良いかは、別途調査します。
調査後再度POSTしますね