これは大まかな分析として、基本的でとても重要です。いわゆる価格の動きをパターン化させたものと考えてよいので、これだけでも価格の動きを予測するのに役立ちます。
売買のポイントは8つありますが、これらのポイントは2つの価格の動きに分かれています。
- 移動平均線を超えていく価格の動き
- 移動平均線を抵抗線・支持線としてみる動き
とても強いトレンドが発生すると、価格は従来の相場の力関係による確率に基づく動きをしなくなり、グランビルの法則が使えなくなります。強いトレンドの下では、グランビルの法則が通用しません。
■ 買いポイント 赤い丸印
- 下向きだった移動平均線が横ばいか上向きになり、価格が移動平均線を上に突き抜けた時
- 上昇している移動平均線を価格が下まわったが、再び移動平均線を突き抜けて反発した時
- 上昇している移動平均線の上で、価格が下落したものの、移動平均線に触れずに反発した時
- 下降している移動平均線を価格が大幅に下まわり、乖離が大きくなった時
■ 売りポイント 青い丸印
- 上向きだった移動平均線が、横ばいか下向きになり、価格が移動平均線を下に突き抜けた時
- 下降している移動平均線を価格が上まわったものの、再び下落して移動平均線を突き抜けた時
- 下降している移動平均線の下で、価格が上昇したものの、移動平均線に達することなく反落した時
- 上昇している移動平均線を価格が大幅に上まわり、乖離が大きくなったら時
売買の4は、両方とも逆張りトレードを意識したやり方ですが、これにはリスクがあります。価格が大きく移動平均線を離れたからと言って、すぐに戻る事もありますが、そのまま上昇・下落し続ける事もあります。トレンドが発生している時にそうなります。強いトレンドが発生している時以外は、移動平均線の付近を行ったり来たりするのが通常の価格の動きとなります。
オーバーシュートに関しては、オーバーシュートアラートが参考になります。
https://www.money-and-money.com/osa/overshootalert.asp